トライアスロン復帰戦として、近所の川崎港トライアスロンに参戦してきました。
今後参加する人や、参加を迷っている方の参考になるよう、レースレポを残しておきます。
大会概要
開催日 2019年10月6日
開催地 神奈川県川崎市川崎区東扇島 東公園周辺特設会場
参加種目 オリンピックディスタンス 個人の部:51.5km(スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)
選手受付時刻 7:45~8:45
オリンピックディスタンススタート時刻 10:40~
リザルト
総合記録 2:23:08(34位)
スイム 27:58(120位)
バイク 1:10:34(25位)
ラン 0:44:36(62位)
実に4年ぶりのトライアスロンでしたが、目標の2時間半を切ることができ、自己最高記録となりました。
トレーニング期間はGWからの半年ほどしかありませんでしたが、場当たり的なトレーニングではなく、ポイント練とつなぎ練を明確に分けて戦略的にトレーニングを積み重ねた結果がでたのではないかと思います。(Polarized Trainingという手法を採用しています。)
以下、レースレポとなります。
前日までの準備
久しぶりの参戦ということで色々なものを新調。
まずは参加に必須となっているウェットスーツを新調。オーダーか迷ったが、ケチって海外通販で既製品を購入。購入したのはZone3のVisionというウェットスーツ。国内の半額ほど(2.5万円ほど)で購入できた。
ゴーグルもOWS用のものでVIEW DELFINAを購入。天候に合わせらるようミラータイプとクリアタイプの両方を揃えた。
また一番時間が長く重要なバイクのタイム短縮に向けてDHバーとエアロヘルメットを新調。
DHバーはプロファイルデザインのERGOシリーズからSKIベンドタイプを選択。
また、ヘルメットは近年多くなってきたショートテールタイプのエアロヘルメットをということで、OGK KABUTOのAERO1 TRを選択。シールド付きのエアロヘルメットですが1.5万円ほどとかなりお値打ち価格。マグネットバックル無しのバージョン(TRとついていない型式)もあったが、トライアスリートならトランジションでのタイム短縮に繋がるTR一かと。
そのほかにもワセリン、クラゲ避け、ワセリンを塗るためのビニール手袋など諸々を購入。
バイクの飛び乗り用にシューズをバイクに固定する輪ゴムも準備。(実際には、トランジションエリアからバイクスタート時点までがかなり短かかったため、川崎港トライアスロンでは輪ゴムは不要だった。)
前日にこれらをカバンにまとめ、夜11時頃就寝。家から近いので余裕を持てるのはよかった。
当日朝
朝6時ごろ起床、朝食におにぎり4つを食べながら車を借りにレンタカー屋へ。
車で家に戻って荷物を詰め、7:30頃出発。近いということで油断しすぎて会場に着いたのは8:30頃で少し焦る。。
無事に受付を済ませ、トランジットの準備。オリンピックディスタンスはスタートまで2時間ほどあるため、かなり余裕がある。
バイクをセットし、キッズ部門を応援しつつ15分ほどアップで走る。体が温まってきたらワセリンを入念に塗り、ウェットスーツを来て試泳へ。
防波堤内にあるため波はほぼなく、東京湾の割にはそこそこ前も見え、泳ぎやすそうといった印象。
新調したウェットを着て泳ぐのは今大会が初めてだったが、肩周りと胸がきつくやや泳ぎにくい。。やはりこの辺りは既製品だと難しいのか?しかし今更ジタバタしても仕方ないので、ウェットに水を入れて馴染ませ、そこそこ試泳してからスタート地点へ。
スイム
コースは500mのコースを3周。事前調査ではスタート直後のバトルが酷いということでしたが、まさにその通り。
150人ほどのグループに分かれてはいますが一斉スタートとなるため、タイムを狙うのであれば先頭の方に並んで集団を抜けた方が良い。スイムが得意であればの話だが。
2週目以降は徐々に分散してくるため、普通に泳げた。
水質は、少し底の方にいるクラゲが見えるくらいには水の中は見えました。意外。波もなくブイも見やすいため、バトルさえなければ泳ぎやすいコースだと思う。
新調したウェットスーツであるZon3のVisionだが、ビギナー向けモデルということで浮力がかなり強力で、まるで浮き輪をつけて泳いでいるような泳ぎ心地だった。何があっても溺れそうになかったため、酷いスイムバトルの中でも落ち着いて1500mを泳ぎ切ることができた。
既製品なのでやや肩周りがきつく感じたが、オリンピックディスタンス位なら問題なさそう。
バイク
コースは5kmの周回コースを8周。コースはほぼフラットで、行きは追い風、帰りは向かい風。
ストレートかつフラットなコースなのでスピードは出しやすいが、2回のUターンと3回の直角カーブが毎周入るため、その度に加減速を強いられてずっとかっ飛ばすことはできない。
この日はバイク中に大雨が降ったため、Uターンでは何人か落車している人を見かけた。自分の落車もそうだが、他人の落車に巻き込まれないように注意が必要なコースだと感じた。
エアロヘルメットとDHバー、前乗りサドルのおかげもあって、追い風時は40km/h以上、向かい風も34km/h前後で淡々とレースを走れた。普段のロードポジションではこの速度域での巡航は不可能なので、エアロは大事だと感じた。
トレーニングはZWIFTでのVO2MAXインターバル(3分)とつなぎの低強度練習のみで、閾値走、メディオ等の中強度練習はほとんどやらなかったが、半年ほどで上位1割には入れるくらいには成長した。Polarized Trainingのモデルに合わせて2割ほどの高強度と8割ほどの程強度を組み合わせてトレーニングプランを作成してきたが、どうやら間違いではなかったようなので、今後もこの方針でトレーニングをしていこうと思う。
ラン
コースは2.5kmの周回コースを4周。多少アップダウンはあるが走りやすいコース。
バイクを降りてトランジションエリアへ向かい、ランシューに履き替えていざスタート!という時、毎回の恒例行事である足攣りが発生。そのため最初は歩きながらスタート。少し歩くと足が戻ってきたため、徐々にランに切り替えていく。
脚は攣ったものの、走り始めて少しして時計を見るとキロ4:40と意外と悪くないペース。この辺りの回復力もインターバルを中心にしたポラライズドトレーニングが効いている気がする。
四頭筋が攣らないギリギリのペースを探りつつ淡々と走る。あまり抜かれることもなく、最終的にはキロ4:38でゴール。
目標にしていた2時間半を大幅に上回る2時間23分だった。
今回のレースで良かった点
トライアスロンという競技の魅力を再認識できた
久しぶりのレースだったが、やはり充実感、達成感は大きく、トライアスロンの魅力を再認識できた。来年はミドル、ロングに再挑戦していこうと思えた。
トレーニングの方向性はある程度正しそうだと認識できた
閾値走をしなくてもそこそこ勝負はできそうだという感覚が得られた。インターバルとつなぎの練習を組み合わせるポラライズドトレーニングでどこまでやれるか、今後も実験していこうと思う。
スイムに重点的に取り組んだ成果が出ている
久しぶりのオープンウォータースイムだったが、以前よりもスイム練の頻度をあげたこともあってか、明らかにタイムは良くなった。競技時間的に優先度が低く昔は優先度を下げていたスイムだったが、今回2時間半を切れたのはスイムが上達したことも大きな要因の一つだと思う。
プライベートレッスンをスポットで取り入れてフィードバックをかけたのも良かったのだろうと思う。
また、テキスイパドル や競泳用シュノーケルなど、色々投資したのも間違いではなかった。ガーミンのForeAthlete 945のおかげでプールスイムが記録できるようになったのも今回の記録達成には効いていると思う。高いバイク買うよりも効率の良い投資であった。
今回の反省点
今回は初めて裸足でランシューを履いて走ったが、見事にかかとに靴擦れが起きた。家では試してみたつもりだったが、もっと長距離走って試さなければダメだったのかも。次回は靴下を履くかか、シューズにワセリンを塗っておこうと思う。
ウェットスーツについては既製品しか試したことがないが、毎回胸と肩周りがきつく泳ぎにくい。やはりケチらずオーダーにするのが良いのだろうか。。
装備まとめ
全体
トライウェア 2XU Perform リアジップ Tri スーツ
時計 GARMIN ForeAthlete 945
スイムの装備品
スイムキャップ 大会支給品
ウェットスーツ ZONE3 VISION
ゴーグル VIEW DELFINA
バイク の装備品
ロードバイク GIANT TCR Advanced Pro 1
ホイール GIANT SLR1
タイヤ Continental Grand Prix 5000 CL
チューブ パナレーサー R’AIR
DHバー PROFIE DESIGN SONIC ERGO 50A
サドル シマノPRO エアロフューエル サドル
ヘルメット KABUTO AERO-R1 TR
シューズ シマノ RC7 SPD-SL
パワーメーター 4iiii Precision 2.0 3D Ultegra 6800
ランの装備品
シューズ アディゼロジャパン
靴紐 COOLKNOT
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