昨今色々なメーカーからショートテールヘルメットが発売されていますが、その中でも一際コストパフォーマンスに優れているのがOGKカブトのエアロヘルメット「AERO-R1」です。
他社のシールド付きのエアロヘルメットは軒並み2万円越えと高額ですが、AERO-R1はシールド込で1万円代と圧倒的に安いです。OGKによる実験では空力性能に特化したタイムトライアル用のヘルメットを超えたエアロ効果が実証されるなど、性能についても文句なし。人との被りを気にしなければベストバイと言えるヘルメットです。
この人気エアロヘルメットであるAERO-R1ですが、現在ではAERO-R1 TRというモデルも発売されています。この記事では、AERO-R1とAERO-R1 TRは何が違うのか、どちらを買うべきかについて検証していきます。
AERO-R1とAERO-R1 TRの違いについて
違いは2点だけ、顎紐のバックルの違いと価格だけです。
TRは顎紐のベルトバックルがマグネットになっているため、着け外しが片手でできるようになっています。装着の際は、下の写真のようにバックル同士を近づけると磁力で勝手にハマってくれます。普通のヘルメットのように「カチっ」というまで両手で差し込む必要もないため、一瞬で付け外しができます。
外すときは下の写真のようにバックルを横方向にスライドさせるだけで済むため、こちらも一瞬で済みます。
このマグネットバックルにどんなご利益があるかというと、一番はトライアスロンのトランジションタイム短縮です。
装着時に焦ってうまくバックルがはまらないこともありませんし、外すときも片手で一瞬で外せますので、うまく行けば数十秒単位のタイム短縮が可能です。ロングディスタンスでは微々たる差ですが、スプリントディスタンスやオリンピックディスタンス等の短距離レースでは数十秒は順位に直結になり得ますので、TRはトライアスリートにこそ最適なエアロヘルメットと言えます。
AERO-R1とAERO-R1 TRのどちらを買うべきか
トライアスリートであればTR一択です。片手で、しかも一瞬でバックル脱着が可能になり、トランジションでのヘルメット脱着時間が数十秒稼げます。価格差は数千円程度なので、是非とも追加投資しておきたい所です。
トライアスロン以外の用途ではマストな機能ではありませんが、便利な機能であることには変わりありません。特に、冬場などで指がかじかんでいる場合や分厚いグローブを付けている時などでも脱着が容易になりますので、少しでも良いものをと考えるのであればTRを選ぶのもありでしょう。
一方で、走行性能には違いがありませんので、少しでもコストを抑えたいという人は無印を選んでも問題ありません。
ちなみに、個人的にはマグネットバックルを一度は使ってみて欲しいためトライアスリートでなくともTRを推します!片手で脱着できる便利さはレース以外でも感じることができましたので、数千円程度の価格差であればとりあえずTRにしても後悔はないかと。
エアロヘルメットはDHバーと並んで費用対効果の高いアイテムですので、平地巡航速度をあげたいのであればAERO-R1 TRを是非とも試してみてください!
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