AT値についての説明とAT値の計算方法についてわかりやすく説明します

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AT値とは何か?

AT値とは、Ananerobic Thresholdの略で、日本語に訳すと無酸素性作業閾値となります。

運動強度がAT値を超えると無酸素運動となり、AT値を下回ると有酸素運動となります。

AT値を超えて運動すると急激に乳酸が溜まり、運動を続けることができなくなってしまいます。

AT値以下での運動だと乳酸がほとんど溜まらず、長時間運動を続けることができます。

また、AT値付近でトレーニングを重ねることでAT値は向上し、より高い運動強度で長時間運動を続けることができるようになります。

運動強度による糖質と脂質の燃焼割合の変化

糖質と脂質の割合は運動強度によって変化します。

運動強度がAT値以下であれば概ね5対5の割合で燃焼されます。

運動強度がAT値を超えると糖質5:脂質5→糖質6:脂質4→糖質7:脂質3と糖質の燃焼割合が大きくなっていきます。

効率的に脂肪を落としてスリムな体型を目指すのであれば、AT値を超えない値で運動し続けることが重要になります。

心拍数からのAT値の判断方法

以下の式で、簡易的にAT値時の心拍数(AT心拍数)を求めることができます。

AT心拍数 = {(220 – 年齢) – 安静時心拍数} × 0.75 + (安静時心拍数)

およそこの心拍数を境に有酸素運動と無酸素運動が切り替わります。

安静時心拍数とは、朝起きた時の心拍数になります。安静時心拍数は一般的に60~80程度ですが、運動を続けるに連れて下がって行きます。

適宜安静時心拍数を測定してAT心拍数を把握し、目的に合わせた運動強度でトレーニングするようにしましょう。

まとめ

  • 運動強度がAT値を超えると無酸素運動となり、AT値を下回ると有酸素運動となります。
  • AT値付近でトレーニングを重ねることでAT値は向上します。
  • 運動強度がAT値を超えると脂肪の燃焼効率が悪くなっていきます。
  • AT心拍数は {(220 – 年齢) – 安静時心拍数} × 0.75 + (安静時心拍数)で求められます。

日々忙しい中でトレーニング効率を少しでも上げて効果を最大化したいのであれば、心拍計の導入をお勧めします。

昔は胸にバンドを巻く必要がありましたが、最近は腕に時計をつけるだけで心拍数を測ることができるため、これから買うのであれば腕で心拍数が測れる光学心拍計搭載モデルをおすすめします!

私はガーミンのForeAthleteシリーズを愛用しています。

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