2019年夏、GPSサイクルコンピューターの老舗メーカーであるGarmin(ガーミン)から、名機Edge 520Jの後継機種としてEdge 530が登場しました!
また、これに対抗して新進気鋭のサイクルコンピューターメーカーであるWahooからも、人気機種ELEMENT BOLTの後継機種としてELEMENT ROAMが登場しました!
この記事では、両者の新旧サイクルコンピューターの性能、及び両メーカーの性能について横並びで比較していきます!
性能比較
基本性能編
まずは基本的な性能について比較してみます。
バッテリー性能については両メーカー共に進化している模様。ガーミンの方がやや長寿命化の割合は大きそうです。
画面についても両メーカー共に大画面化して解像度も上がり、視野性は向上しています。特にROAMに関してはモノクロからカラーへと大きく進化しています。
ELEMENT ROAMの方が1万円ほど高額なため、価格に関してはGarmin Edge 530の方が優位といった印象です。
詳細な比較表は下記の通り。
Garmin Edge 520J | Garmin Edge 530 | WAHOO ELEMNT BOLT | WAHOO ELEMNT ROAM | |
価格(円) | 38,880円 | 37,800円 | 34,560円 | 49,680円 |
発売日 | 発売中 | 2019年7月12日 | 発売中 | 2019/7月 予定 |
防水 | IPX7 | IPX7 | IPX7 | IPX7 |
バッテリー (GPS起動時) | 15時間 | 20時間 (節約モードで 40時間) | 15時間 | 17時間 |
画面サイズ | 2.3インチ カラー | 2.6インチ カラー | 2.2インチ モノクロ | 2.7インチ カラー |
解像度 | 200×265 | 246×322 | 240×320 | 240×400 |
重量 | 60g | 75.8g | 62g | 93.5g |
機能比較編
続いては機能について見ていきます。
Edge 530からは、新機能としてClimb Proという機能が追加され、頂上までの距離と残り距離に対する平均勾配をリアルタイムで表示することができるようになりました。クライマーには嬉しい機能ですね。
加えて、Edge 530は事前にコースやルートを読み込んでいる場合、プロフィール(性別・体重)に応じて走行中に補給すべきタイミングでアラートを出す機能が追加されています。
connect IQによるカスタムアプリの追加や事故検出機能なども考慮すると、機能面ではややGarminが優勢といった印象です。
しかし、STRAVAのライブセグメントやコースナビゲーションといった大切な重要についてはGarmin、WAHOO共にきっちりと対応しているため、そこまで大きな差はなさそうだと感じます。
Wahoo ELEMENに関しては、大きな進化としてはBACK ON TRACKという機能が挙げられます。BACK ON TRACKは、走行中にルートから逸れてしまった場合に、本来のルートまで戻れるようなルートを自動で案内してくれる機能です。
詳細な比較表は下記の通り。
機能比較 | Garmin Edge 520J | Garmin Edge 530 | WAHOO ELEMNT BOLT | WAHOO ELEMNT ROAM |
カスタムアプリ の追加 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
ライブ トラッキング | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
事故検出機能 | 有り | 有り | 無し | 無し |
STRAVA ライブセグメント | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Climb Pro機能 | 無し | 有り | 無し | 無し |
VO2 MAX 推定機能 | 有り | 有り | 無し | 無し |
リカバリ アドバイザ機能 | 有り | 有り | 無し | 無し |
オートストップ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
バーチャル パートナー機能 | 有り | 有り | 無し | 無し |
天気予報機能 | 有り | 有り | 無し | 無し |
事前のコース ダウンロード | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
内臓センサー、対応センサー編
最後は内臓のセンサーと対応するセンサーについて。
Garminに関しては、EDGE 520Jでは対応していなかったBLUETOOTHセンサーですがEDGE 530からは対応するようになりました!
それ以外ではあまり大きな差はなさそうです。
詳細な比較表は下記の通り。
センサー | Garmin Edge 520J | Garmin Edge 530 | WAHOO ELEMNT BOLT | WAHOO ELEMNT ROAM |
高度計 | 気圧高度計 | 気圧高度計 | 気圧高度計 | 気圧高度計 |
コンパス | GPS | GPS | 磁気 | 磁気 |
温度計 | 有り | 有り | 有り | 有り |
ANT+ 心拍計 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ANT+ スピード/ ケイデンス | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ANT+ パワーメーター | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Bluetooth 心拍計 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Bluetooth スピード/ ケイデンス | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Bluetooth パワーメーター | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
電子ギア シフター | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
まとめ
ハードウェア面ではGarmin Edge、Wahoo ELEMENT共にバッテリーの長寿命化や大画面化され、使い勝手は大幅に向上していそうです。
ソフトウェア面でもClimb Pro機能やBACK ON TRACK機能など両者ともに魅力的な進化を遂げている印象です。
Garminの牙城をWahooがどこまで崩せるのかが楽しみですね。発売が待ち遠しいです!
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