「Giant TCR ADVANCED PRO 1の購入を検討している」
「実際に購入した人は満足しているのだろうか?実際に購入した人の生の声が聞きたいな」
この記事では、このような悩みを持っている方々の参考になればと思い、Giant TCR ADVANCED PRO 1のインプレッションをお届けします。
ちなみに購入は2016年夏頃なので、この記事を書いている時点で購入後1年以上経過しています。
tcr advanced proを選んだ理由
完成車重量7kgで350,000円という圧倒的にコストパフォーマンスの高いバイクだったからです。
フレームが20万円、アルテグラ一式が10万円、カーボンクリンチャーが15万円、サドルやハンドル、タイヤ等諸々が2万円ほどなので、単品で組み上げると50万円弱ほどのバイクとなります。
これが350,000円なわけですから、コスパの面では他メーカーでは太刀打ちできないですね。
例えば、anchorの同グレードのフルカーボンロードバイクであるRS9 ELITEはアルテグラの完成車で50万超えです。
他のメーカーでオーダーしても同様に軽く50万を超えるでしょう。
「コストパフォーマンスが第一だ!」という人にとっては、最有力候補となるのではないでしょうか。
対抗馬としてはCanyonのULTIMATE CF SLが挙げられました。
ULTIMATE CF SLもかなりコストパフォーマンスに優れたロードバイクでして、アルテの完成車(重量は7.1kg)で24.9万円+送料2万円弱という圧倒的な安さを誇っています。
電動アルテの完成車でも32.5万円と、Canyonのコストパフォーマンスは他社と一戦を画しています。
なぜこんなに安いのかというと、他のメーカーと違いCanyonは代理店を通さずに工場からの直販体制を敷いているためです。
代理店を通さないことで中間マージンが削減でき、ローコストを実現できているわけです。
しかしながら、Canyonのロードバイクは現状では海外通販しか入手経路がないため、メンテナンスやアフターフォローの観点からもtcr advanced proを選択しました。
納車1年後のインプレ
カーボンの乗り心地に感動!
カッチカチに硬いフレームのTNI 700kmkiiからの乗り換えでしたので、まずその素晴らしい乗り心地に感動しました!
荒れた路面を走る際、アルミのロードバイクではガンガンと突き上げを感じていました。
tcr advanced proの場合はフレームやホイールが良い感じに振動を吸収してくれるため、長距離ライドでも疲れづらくなりました。
かといって剛性を犠牲にしているわけでもなく、ペダルを踏んだ分だけ気持ちよくスムーズに加速してくれます。
快適性と剛性が両立し、ロードバイクに乗るのが更に楽しくなりました!
ロードバイクにおいて軽さは正義だと実感
まず、アルミからの乗り換えで車重が2kgほど軽くなったおかげで、登りの苦痛が軽減されました。
それだけでなく、輪行がとても楽になったと感じました。特に駅での階段の上り下りが楽になったため、以前よりも積極的に輪行するようになりました。
実は、TCRの購入に際してエアロロードであるプロペルと最後まで悩んでいたのですが、軽さを重視してTCRを選択したことは間違いではなかったと感じています。
105とアルテグラの体感できる差について
フロントの変速性能が顕著に変わりました。
105に比べて軽いタッチかつ少ないストロークで変則が決まるため、以前よりもフロントの変を多様するようになりました。
リア側の変則性能に関しては、実感できるような差があまりないと感じました。
ブレーキに関してはホイールのリムが以前のバイクと異なるためなんとも言えませんが、カーボンリムでもきっちり効いてくれている印象です。
操作性、フィーリングは105よりも一枚上手であると実感しました。見た目の高級感も十分なため、概ね満足しています。
カーボンクリンチャーに変えてよかったこと、悪かったこと
元々乗っていたアルミロードのホイールがRS81 c24(1500g)という軽量ホイールだったため、性能という意味では劇的な変化は感じられませんでした。
しかし、RS81の1番の不満である見た目の地味さが解消されたため、個人的には満足しています。アルミホイールとカーボンホイールでは見た目の締まり方が全然違います。
ただし、濡れた状態ではブレーキング性能が大幅に落ちるてしまったため、雨の日の下り坂はスピードが出過ぎないように気をつけなければならなくなりました。
渋峠に行った際下りで雨に振られたのですが、ブレーキを握る手が攣りそうになりました。。笑
見た目とブレーキ性能を両立したマビックのキシリウムプロが欲しくなりました。
どんな人におすすめできるか?
「コストパフォーマンス」を最優先にして1台目のロードバイクを探している人
ロードバイクは乗りつづけていくうちにカスタム欲求がどんどん湧いてきます。
そのため、長い目で見て、最初からこのバイクを買っておくのが一番コストパフォーマンスが良いと思います!コスパ重視の方はこのバイク買っとけば間違い無いでしょう。
実際に、私はこのバイクを購入してからロードバイクに対する物欲が激減しました。
しかしながら、ホビーサイクリストには十分すぎるスペックのパーツが最初から揃ってしまうため、後からのカスタマイズの楽しみがなくなってしまいます。
そのため、「後からカスタムして愛車を育ていきたい!」という人にはあまりおすすめできないかなーと思います!
カーボンへの乗り換えを検討しており、なおかつ手持ちのパーツの流用を考えていない人
完成車で購入してこそメリットがあるため、手持ちのパーツを生かしたいと考えている人にとっては買うメリットが薄いかと思います。
一方で、手持ちのパーツが少ない人にとっては、「軽量カーボンフレーム」「リム高さ30mmの万能カーボンクリンチャーホイール」「アルテグラ一式」「軽量サドル」「軽量ハンドル」が一発で揃えられるため、2台目のロードバイクとしてはベストバイなのではないでしょうか。
まとめ
コストパフォーマンスという面に置いて右に出るバイクはないと思います。
とりあえずこれ勝っとけば間違いない!と胸を張っておすすめできる一台です。
初めてのロードバイクでカーボン車を検討されている人や、アルミからカーボンへの乗り換えを検討されている人には特におすすめできるバイクだと思います。
この記事が少しでもロードバイク選びの参考になると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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