RICOH GR IIの使用感レビュー【作例あり】

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2017年4月にリコーGR IIを購入し、4ヶ月で通算3000枚ほど撮影したので使用感をレビュー。

購入に至ったきっかけ

Lumix LX100→Powershot G7X MarkII→GR IIの順にカメラを買い替えてきた。

良いカメラでも持ち出さなくなっては宝の持ち腐れのため、画質と携帯性を両立するために、高級コンパクトを一貫して使用している。

LUMIXのLX100は解放F1.7の明るいレンズに24-75mmの光学ズーム、4/3型センサを搭載したハイスペックなカメラだ。当然画質も抜群に良く、思い出をとても綺麗な形で残すことができた。

しかし、画質はとても満足していたのだが、一眼などに比べてコンパクトとはいえどもどうしても持ち運びにカバンが必要となるサイズ間だったため、ポケットに入るサイズであるCanonのG7X Mark IIへと買い替えた。

G7X Mark IIは1型センサー、開放1.8-2.8の明るいレンズ、24-100mmの万能工学ズーム、チルト液晶、タッチパネルAFなどをポケットに入るサイズ感に納め、なおかつ価格も5万円台というコストパフォーマンスの鬼のようなカメラだった。

カバンを持たずともカメラを持ち歩けるようになったため、カメラを持ち歩く機会がとても増えた。LX100よりも頻繁に持ち出すようになったたため、写真の撮影枚数も自ずと増えて沢山の思い出を記録することができた。

しかし、写真の質でいうとどうしてもLX100との差が無視できないレベルで存在した。G7X Mark IIの写真でも十分に綺麗なのだが、「良い写真だな」と思えるのは明らかにLX100で撮影した写真だった。やはりセンサーサイズの差は大きいと感じた。

そのため、コンパクトさと画質を両立するためには何かしらの機能を犠牲にしなければ難しいと判断し、ズーム機能を捨てることにした。単焦点のモデルであれば携帯性と画質を両立できる。

候補となったのは富士フィルムのX100FとリコーのGR II。どちらも画質の面では文句のないカメラであるが、携帯性、価格、キャップ着脱の煩わしさのないGR IIを選んだ。

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GR IIの使っていて良いと思った点

画質の面では文句無し

ジーンズのポケットに入るサイズ感なのに驚くほど綺麗な写真が撮影できた。フルサイズ一眼と比べてしまうと流石に見劣りするが、APS-Cセンサー搭載の一眼に比べても遜色のない写真が撮れる。キットレンズのAPS-C一眼を使うのであれば画質の面ではGR IIの方が綺麗な写真が撮れるのではないかと思う。

28mmという広角気味の画角であるが、街のスナップからポートレート、風景まで万能に使えた。

R0001851
R0001404
R0001134
R0001100

手振れ補正は付いていないが、個人的には不満に感じることはなかった。

携帯性の高さ

総重量250gという驚異的な軽さのおかげで、持ち運びのストレスは皆無だった。スマートフォン約2台分の軽さだ。APS-Cセンサーと開放F2.8の明るいレンズを薄さ約3.5cmの小ささで持ち運べるのは素晴らしい。

ホールド感と操作感

携帯性の高さと握った時のホールド感の高さを両立している。軽量さが売りのカメラだからといってホールド感を犠牲にしていないのは素晴らしい。F値やシャッタースピード、露出などの設定が右側に集中しているため、操作感も非常に気持ち良い。

GR IIに対する不満

AF性能の悪さ

最大の不満はAF性能の悪さである。AFが迷ってなかなかピントが合わない場面が多々あり、後から見直した時にピントが外れている写真が以前より増えた。また、AFの速度も遅く、シャッターチャンスをAF合焦待ちで逃してしまうこともあった。

ただ、GR IIにはフルプレススナップという、あらかじめピントの距離を指定してシャッターボタンを押し込むことでAF動作なしに指定した距離で写真が撮れる機能がある。一瞬を捉えるような撮影の場合には、ピントの合う距離感を体で覚えてフルプレススナップで撮影するのがGR IIの能力を最大限に引き出す使い方なのだと思う。

ズームがないのはやはり不便に感じることがあった

初めて単焦点のカメラを使ってわかったが、やはりズーム機能は自分にとって便利だった。なんだかんだで旅行や結婚式等のイベントではズームがあったほうが便利である。食べ物やブツ撮りなど至近距離の物を撮影する際、広角単焦点では影が写り込んでしまうような場面が多々あった。こんな時。ズームがあれば遠くからズームして撮影することで影の写り込みをなくすことができる。結婚式など自由に動き回れない場面でもズームがあったほうが良いと感じた。
しかし、不便ではあるが個人的には単焦点でも良いかとは思った。全ての写真を無難に残すのも大事だが、あとでハッとするような写真を残せる方が個人的には大事だと、GR IIを使うことで改めて感じた。

まとめ

AF性能の悪さの一点を除けば最高のカメラであった。今は手放してしまったが、過去の写真を眺めていると一番良い写真が撮れていたのは明らかにGR IIで撮影されたものである。気軽に持ち運べる携帯性の良さと、一眼に匹敵する画質を兼ね備えた良いカメラであった。万人に進められるカメラではないかもしれないが、AF性能の悪さを理解した上で使用すれば非常に良い写真が撮れるカメラであると思う。

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