新型コロナの影響でほぼインドアトレーニングメインで練習しているため、2020年は室内練習環境に大きく投資しています。
そのため、WAHOO KICKR CORE、WAHOO KICKR CLIMBに続き、ついにWAHOOのスマートファンKICKR HEADWINDも購入。総額は軽く20万円を超えていますが、バイクやパーツに金をかけるより練習環境へ投資した方が費用対効果が高いと信じての投資です。
KICKR HEADWINDはただの扇風機として考えるとかなり高価に感じていましたが、トレーニングの快適さ、デザイン、機能性を考えるとお金を出した価値は有りました。トレーニング効率の向上と言う点においては、KICKR CLIMBよりも優先度は上げて先に買えば良かったと思えるくらい満足しています。ローラー台汗対策の最終兵器と言えます。
週4日、2ヶ月ほどKICKR HEADWIND使用した上でのレビューは下記の通り。
Wahoo Kickr Headwindを買ってよかったこと
省スペースかつハイパワー
扇風機やサーキュレーターとは比較にならない風力です。冷却能力の点では文句なしです。工業扇に劣らず十分な風量があります。
吸気口が背面ではなく側面にあるのもメリットで狭い部屋でも壁にベタ置きが可能。機材の配置スペースに制約のある賃貸暮らしの身としては嬉しい設計です。
工業扇風機と違い部屋の美観を損なわないのも個人的にはメリットだと感じます。オレンジ色の羽のあからさまな工業扇はなかなか家庭には馴染まないため、インテリアとして馴染みやすいと言うのは家庭がある人には結構重要な点では無いでしょうか。我が家はKICKRシリーズで統一したおかげでバイク自体が良いインテリアのようになっているため、リビングにローラーを置く事に成功しました。最高です。
リモートで風力調整可能
冬のインドアトレーニングでは、体が温まる前にファンをONすると寒くて辛いです。かといって、ウォーミングアップが完了してからファンの電源を入れるのも面倒。トレーニングの途中から風量を強くしたいと前々からよく思っていました。
KICKR HEADWINDはスマホから簡単に風量を調整できるため、冬のインドアトレーニングにこの機能は重宝します。夏であっても、最大風量がかなり強力なので、アップ中はファンを弱めておき、メインセット時に風量を大きくするといった使い方も可能。バイクに乗りながら風量をシームレスに調整可能なのは意外と便利だと感じました。
もちろんスマホではなく正面のスイッチからも風量調整は可能なので、何かと接続せずに普通の扇風機のように使うこともできます。
Wahoo Kickrシリーズのユーザーでなくても使用可能
Kickr ClimbはWahoo Kickr(or Core)と連動させないと使用不可能ですが、KICKR HEADWINDはWahoo Kickr(or Core)のユーザーでなくても使用可能です。そのため、サブのローラー台であるGT Roller Flexでも使用できるのは嬉しいポイントでした。Tacx Neoなど他社のローラーを使用している方でもKICKR HEADWINDだけは検討する価値があると思います。
効率よくサイクリストを冷却し、騒音も少なめ
サイクリスト の冷却に特化した設計と唱っている通り、風が拡散せず真っ直ぐに身体に飛んでくるのを感じます。そのため、効率が良いのか、風量の割には音はそれほど煩く感じません。
我が家はリビングにローラー台を設置していますが、同じ部屋で妻がTVを見ていても特に問題なく使えています(多少TVの音量は上げていますが)。
一人暮らしでなくローラー専用の部屋が無いのであれば、少し無理してでもWahoo Kickr Headwindを導入する価値はあると思います。外練よりインドアトレーニングを頻繁にするのであれば、パーツにお金をかけるより費用対効果は高いでしょう。
Wahoo Kickr Headwindのデメリット
工業扇やサーキュレーターに比べて高価である。この一点に尽きます。ただ、年中無休ほぼ毎日のように使うものなので、個人的には投資する価値はあると感じます。価格はそれなりに高価でしたが、後悔はありません。サーキュレーターだと複数台欲しくなるし、工業扇は家庭に馴染まず爆音ですからね。
サーキュレーターや家庭用扇風機だと全然涼しくない、でも工業扇を買うのは部屋の美観や家族の理解、騒音といった点で難しいという人にはおすすめできる一品だと思います。インドアトレーニングがメインと言う人の場合、間違いなく価値のあるプロダクトでしょう。
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