ZWIFTレースはパワーが全てだと思われるかもしれませんが、実走と異なる点も多く色々とコツがあるのも事実です。
そこで、この記事ではZWIFTレースを最大限楽しむためのコツや戦略などを示していきます。
レース前のTips
忘れ物をしない
一旦レースが始まってしまうともう後戻りはできません。タオル忘れやファンのスイッチの入れ忘れをレース中に気づくと悲惨ですからね・・・。一旦降りて千切れたら集団復帰は困難です。とは言いつつ私もやりがちですが。
乗車前に準備しておくものは下記のようにチェックリスト化してメモしておくか、紙で貼っておくと良いでしょう。私の場合は下記のようなチェックリストを用意しています。
・補給食
・ドリンク
・タオル
・ヘッドバンド
・心拍計
・ファンの電源ON
・タイヤ空気圧の確認(タイヤドライブ式ローラーの場合)
・スマホ(ZWIFTコンパニオン用)
・パワーメーター校正
余談ですが、冬などで体が温まる前にファンをONすると寒すぎる場合は、手元でファンのスイッチをON/OFFできるようにフットスイッチを導入するのも手です。
コースプロファイルの確認
事前にルートを眺めておくのも大事です、きつそうな坂が大まかにどの辺りにあるかをチェックしておくと良いでしょう。レースでは多くの場合登り坂で一気にパワーが上がるため、反応が遅れると千切れる確率が非常に高くなります。
スマートローラの場合は勝手に負荷が重くなるため踏み遅れることは少ないですが、自動負荷調整のない固定負荷ローラーの場合は特に勾配には注意しておきましょう。
高性能なフレーム、ホイールを選択する
ZWIFTでは、ゲーム内で稼いだドロップという仮想通貨でフレームやホイールを購入することができます。そして、フレームやホイールを変更するとアバターの見た目が変わるだけでなく、アバターの速度も変わります。
最速のバイクセッティングと最遅のバイクセッティングでは1時間で数十秒程度の差が発生するため、意外と馬鹿にできません。レースでは現在のレベルで入手可能なできる限り高性能なフレームとホイールを選択したいところです。
ウォーミングアップを軽視しない
レース5分前にログインし、ほぼノーアップでレースに参加するというのはおすすめしません。低強度〜中強度程度のグループライドでは問題ありませんが、レースの場合スタート直後に猛烈なスタートダッシュがかかるため、体が暖まる前に集団から千切れて勝負に絡むことが難しくなります。
少なくとも15分ほどのウォームアップを行うことを推奨します。特に短いレースではスタートからゴールまで高い強度が持続するため、念入りにアップをしておくべきです。
いつも直前にログインして結果を残せていないようであれば、一度ウォーミングアップをしっかりとした上でレースに挑戦してみてください。
できる限り前方からスタートできるようにする
ZWIFTレースはスタートで猛烈なアタックがかかるため、先頭集団から千切れないためにはできる限り前の方からスタートするのがコツです。
基本的に早くレース会場に飛んだ人から前の方に配置されるため、イベントへの参加ボタンが表示されたら即会場へ飛ぶのが良いでしょう。
そのためにも、あらかじめ出たいレースは事前に選んでおき、ウォームアップの時間を逆算してログインすることをおすすめします。
イベントの探し方については下記ページで説明しています。
トレーナー難易度を下げる
スマートローラーなどの自動負荷調整機能を持ったローラー台を使用している場合、トレーナー難易度を上げすぎると下り坂でペダルが軽くなりすぎてパワーが出しにくくなるため、若干不利になってしまいます。レースで集団に残り続けることを最優先事項とするならば、トレーナー難易度を0~40%程度まで下げることを推奨します。
レース中のTips
開始数秒前からペダリングを始める
ZWIFTレースではスタート時に猛烈なスタートダッシュがかかります。このスタートダッシュで一旦出遅れてしまうと、集団復帰に余計なパワーを使う羽目になってしまいます。
ZWIFTレースにまだ慣れていない場合、スタート直後はハイペースであることを念頭に入れて下記を意識すと良いでしょう。
・レース開始のカウントダウンが10秒前になった辺りから軽くペダリングを始める
・カウントダウンが0になる時にFTPパワーの1.5倍程度のワットになるようにパワーを上げる
・大抵は数分程度で集団のペースは落ち着くので、それまでは頑張って踏んでだついていく
ドラフティングを利用する
ドラフティングとは、他のライダーの後ろを走ることで空気抵抗を避け、パワーを節約して走るテクニックです。ZWIFTではドラフティング効果が大きいため、基本的にドラフティングを利用しないとレースに勝つことはできません。
前走者との間にギャップが生まれてしまうと余計な脚を使う羽目になるため、集団内での位置取りや集団のパワーの上げ下げ、勾配の変化には十分注意しましょう。
実走と違いドラフティングに入れているかどうかは確認が難しいところですが、時速33km以上の場合は下記の違いで確認できます。
・アバターがブラケットを握っている→ドラフティングできている
・アバターがドロップハンドルを握っている→ドラフティングできていない
ただし、ZWIFT CONCEPT Z1にはドロップハンドルが無いため、このような見た目の違いでドラフト有無を確認することはできませんので注意してください。
パワーアップアイテムを使いこなす
パワーアップアイテムは使用タイミングが重要です。よくレースが行われる人気のコースは出来る限り試走し、ルートに慣れてアイテムの使いどころをある程度決めておくとレースを有利に展開できるかと思います。
また、コース上でアイテムがゲット出来るバナーの数や位置を確認しておくことも同じく重要です。
長い下りではスーパータックでワット数を節約
ZWIFTでは、ある一定の条件を満たすことでスーパータックと呼ばれる状態(バイクのトップチューブに跨った状態)になり、3.5W/kg程度の集団であれば全くペダルを漕がなくても集団についていくことができます。
スーパータック状態になるための条件は以下の通り。
・時速58km以上
・下り坂の斜度が3%以上
・パワーが11W未満
・TTバイクもしくはMTBでは無いこと
これらを満たすことでスーパータックモードに入ることができます。
うまく使えばかなり脚を休めることが出来るので、山岳コースなどで長い下り坂が登場する場合には積極的に狙ってみましょう。
下りの斜度が3%未満になったり速度が時速58kmを下回るとスーパータックは解除されるため、解除のタイミングで踏み遅れて集団から遅れないように注意しましょう。
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