トライアスロン用のウェットスーツはこれまで既製品しか使ってこなかったが、2020から競技に本格的に取り組むべく、オーダーメイドでのウェットスーツ購入を決意。
近場には採寸可能なトライアスロンショップがなかったため、ネットで購入できるところを見繕ったところ、長年オーダーウェットスーツを作り続けているトライアスロンショップ シロモトのウェットスーツが評判が良さそう。ということでシロモトでWebオーダーすることに。
購入したウェットスーツのスペック
シロモトのオーダースーツはロングジョンかフルスーツかだけでなく、ワンピースかツーピースか、ファスナーの前後やファスナー有無など、様々な要望に答えていただける模様。その中で、今回はツーピース フルスーツ フロントファスナーをチョイスした。
その理由として、まず一つ目はトランジションでの有利さ。2ピース、フロントファスナーのウェットスーツは、ワンピースの既製品ウェットスーツに比べて非常に着脱が楽である。前側にファスナーがあり、なおかつ体にジャストフィットして引っ掛かりもないため、トランジションはかなり速いです。
また、夏のレースでフルスーツを使用すると暑すぎてオーバーヒートしてしまうため、後々ロングジョンのトップスを追加できるというのもポイント。ロングジョンとフルスーツのワンピースをそれぞれ準備するより経済的。
あとは、洗いやすさ、干しやすさ、収納性の良さの観点からも2ピースの方が良い。
採寸について
購入したシロモトのオーダースーツは店舗が大阪にあるため、採寸は全てセルフで。全身の全33箇所をメジャーで測定。測り間違いが怖かったので二回ほど測ってダブルチェック。
Webページのオーダーフォームに入力して注文完了すると、次の日にはメールで受付完了の連絡が来た。3月13日の注文で、希望納期通り3月29日納入可能との回答。料金を銀行振り込みし、注文は完了。
3月29日、納期ぴったりでオーダースーツが納品となった。
オーダースーツのファーストインプレッション
届いたスーツを初めて着て思ったことは、「今まで使ってきた既製品はかなりキツめのサイズ感だったのか」ということ。体にぴったり吸い付いているが、腕や肩周りが驚くほど動かしやすい。
素材もしなやかで、既製品の半分ぐらいの時間で着脱可能。トランジションの時間だけでもかなり短縮出来そう。
実際にOWSで使用した感想
既製品を使っていたときは胸が苦しく、ストロークでの肩の突っ張りも感じ、呼吸がしにくかったため、レース序盤で息が上がって軽くパニックとなることが多かった。
オーダーウェットにしてからは呼吸の苦しさが全くなく、レースを落ち着いてスタートできるようになった。まあこれまでの既製品のサイズがあっていなかっただけかもしれないが。。。
使用している生地も非常に柔らかく、ストロークで感じていた肩の張りも既製品使用時に比べて大幅に改善。グライドでの伸びもプールに近い感覚でできるようになり、フォームを崩すことなく泳ぎ切れるようになった。
浮力もかなりあるため、キックはほぼ打たなくてもフラットな姿勢が保てる。プールで泳いでテストした所、100mあたり5〜10秒程度はペースが上がった。
2ピースウェットスーツの弱点
使ってみて感じたことは、1ピースのウェットと違い腰の部分がマジックテープ留めとなっているため、生地が段差になっている部分が抵抗になっているように感じる(気がする)。
プールで泳いでいる限りはウェットスーツを来た方が早く泳げているが、1ピースのウェットで既製品を作った方がさらにスピードは上げられるような気はする。しかし比較対象がないため、あくまで感覚的な話である。
スイムに関してはズブの素人だったが、2020のセントレア70.3ではエイジ(M30-34)でも7番目だったので、スーツの性能としては全く問題ないと思う。スイムを落ち着いてスタートできるようになり、トランジションは確実に短縮できるようになったため、オーダーして正解だったと言える。
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