【インプレ】エアロヘルメットGIRO AEROHEAD MIPS

トライアスロン
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トライアスロン用のエアロヘルメットとしてGIRO AEROHEADを購入。あまりレビュー記事も見当たらないため簡単にインプレ記事を。

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AEROHEADを選んだ理由

Timothy O’Donnell @Kona 2019
Corinne Abraham @Kona 2019

一つ目の理由はIRONMANワールドチャンピオンシップでの採用率の高さ。KONAのトップアスリート達の写真を見ると、男女共にGiro AEROHEADのシェアがかなり高いことがうかがえる。スポンサーの絡みもあるかとは思うが、個人的にはレースでの使用実績が多い方が安心できる。他のヘルメットと比べてベストな選択肢かはわからないが、ベターな選択をしている可能性は高い。

二つ目は、転倒時の多方向からの衝撃を和らげ安全性を高めるMIPを搭載しているため。レースでの事故は脳へ致命傷を与える可能性があるため、レースで使用するヘルメットは少しでも安全性の高いものを選びたい所。

二つ目はエアロヘルメットの中ではダントツでリーズナブルであるため。AMAZONで購入した時最安値は2万円を割っていた。ほぼロードヘルメットと変わらない価格でワット節約が可能。この価格帯であればエアロフレームへ買い換えるよりも確実にコストパフォーマンスは優れている。MIPS搭載のエアロヘルメットでこの価格帯は破格である。

使用感

アイアンマン70.3セントレア2020

エアロヘルメットで懸念していたのは重量と放熱の悪さ。重量は450gとロードヘルメットと比べると1.5倍〜2倍程度の重さがある。空冷用のベンチレーションも小さめ。

実際に自分が使ってみた限り、双方とも問題なし。5時間のローラー台ロングトレーニングで使用してみたが、重すぎて首が痛くなるようなことはなかった。放熱性に関しても、真夏炎天下での使用実績はないが、レースペースで2時間程度のトレーニングでも暑さが気になることはなかった。

AEROHEADを使う前はOGK KABUTOのAERO-R1 TRを使用していたが、DHバーを使用したエアロポジションで頭を低くする場合、最近の主流であるショートテールのセミエアロよりもエアロヘルメットを使った時の方が体感的にもスピードが出しやすいと感じる。

ショートテールセミエアロとエアロヘルメットの差

私ならテクニカルなショートコースで加減速が多い場合や炎天下のレースではAERO-R1、エアロポジションを長くとれるような場合にはAEROHEADを選ぶ。快適性とエアロダイナミクスはトレードオフの関係だが、AEROHEADに関してはそれほど快適性を犠牲にしているとは感じなかった。

サイズ感について

私はKASKやOGK KABUTOのヘルメットではMサイズもしくはLサイズを使用することが多いが、試着した上でAEROHEADに関してはLサイズを選んだ。トライアスロンのように長時間着用する可能性があるのであれば、ギリギリのジャストサイズより少し余裕があるサイズ感の方が良い。

GIROの他のモデルについても試着してみたが、どのモデルであってもMサイズは頭の一部が窮屈な感覚があった。もし試着できない環境であれば、大きめのLサイズを選んでアジャスターで調整する方が安牌である。

個人的にはエアロヘルメットとエアロなワンピーススーツはワット節約の観点ではコストパフォーマンスに優れているため、バイクをより楽により速く走りたいのであれば最優先で投資すべきアイテムだと思っている。できる限りコストをかけずに空力を改善したいのであればGIRO AEROHEADはオススメである。

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