パワーメーターがついに3万円ほどで買える時代がきました。4iiiiの片足計測クランク式パワーメーターであれば海外通販で送料込み3万ちょっとです。良い時代になりましたね。
品切れでなかなか買えなかったのですが、タイミングよく170mmクランクのアルテグラ6800モデルが入荷しているタイミングを見つけられたため、速攻でポチりました。これでZwiftのトレーニングでより正確なパワーが計測できます。
zpowerも優秀でしたが毎回空気圧やローラー負荷を確認するのも面倒だったので、パワーメーター が導入できたのは嬉しい限りです。スピードから換算するzpowerでは実際自分のパワーが優れているのか劣っているのかが判断できませんでしたが、自分の客観的なパワーを知ることができるのはやはり楽しいです。
この記事では、パワーメーター導入を迷っている方や4iiiiのパワーメーター 購入を検討している方に向けて、パワーメーターを導入するメリットと、私が購入した4iiiiのパワーメーター の優れた点やインプレを紹介していきます。
ロードバイクでパワーメーターを使うのメリット(私が導入した理由)
自分の成長を数値で判断できる
パワーメーター は自分の成長を客観的に判断するのにはこの上ない測定器具です。自分の成長を随時確認する方法としては同じコースでのタイムトライアルを定期的に実施する方法も考えられますが、公道でのタイムトライアルはその日の風向きや路面の状況、交通状況などによってタイムがバラついてしまいます。
パワーメーター であればこれらの外乱が無視でき、なおかつ特定のコースまで出向く必要もありません。
自分の成長を確認することはモチベーション管理において非常に大切なため、トレーニングを継続するモチベーションを維持したいという方にはパワメ導入を強くおすすめします。
客観的な自分の脚力レベルがわかる
タイムトライアルでは同じコースを走った人同士でしか脚力を比べることができませんが、パワーメーターで測定したパワー値であれば、客観的に自分の脚力レベルが一般的なレベルに比べて高いのか低いのかが一目瞭然となります。
心拍トレーニングよりも確実に追い込める
トレーニング負荷を適切に管理するために心拍計を使用したトレーニングは有用ですが、運動負荷と心拍数は完全にはリンクしていません。そのため、インターバルトレーニングのような負荷の変動が激しいトレーニングでは心拍数の変化が追いつかず、きっちりと狙った負荷をかけることが難しいです。それに比べてパワーメーター の値は強く踏めばすぐに反応してくれるため、インターバルのような負荷変動の激しいトレーニングでも狙ったゾーンできっちりと追い込むことが可能です。
また、心拍数はその日の体調によっても変化するため、同じ心拍数でトレーニングしたとしても毎回確実に同じ負荷をかけられているとは限りません。しかし、パワーメーター の出力値を目標にトレーニングすれば、毎回確実に狙った負荷でトレーニングすることが可能です。
一定の負荷で走り続けることができる
パワーを一定に保って走ることで、傾斜や風向き、路面状況によってスピードが変わったとしても、負荷としては一定のレベルで走ることができます。そのため、ロングライドや自分との勝負であるトライアスロンのバイクパートでの正確なペース管理が可能となります。
4iiiiのパワーメーターのメリット
とにかく安い
送料込み3万円で買えるまともなパワーメーター は4iiiくらいでしょう。一昔前は4iiiiのパワーメーター でも4.5万円程はしていましたが、105 5800やULTEGRA 6800が型落ちになってからは価格が下がり、この記事執筆地点では送料込み3万円ほどで買えるほど価格が下落しました。
パイオニアやSTAGESのパワメと比較しても半額ほどですので非常に手が出しやすい価格です。
プロチームに供給されている安心感
安いからといって機能や品質に問題があるわけではありません。BORAやクイックフテップといったツールを走るようなワールドツアーチームにも採用されているため、一定の品質は担保されていると言えます。
私自身も実際に使用していますが特に変な値が表示されることはなく、普通にパワーメーターとして問題なく使用できています。
導入が簡単
左側クランクを買えるだけなので導入が非常に簡単です。必要なものといえばグリスとトルクレンチ、六角レンチ、クランク取付け工具くらいですし、作業自体も数十分ほどで完了します(spd-slペダルであれば8mmの六角が必要です)。
ちなみに私はトルクレンチを持っていなかったので、トピークの安価なトルクレンチを購入いたしました。
また、ケイデンスセンサーのようなマグネットも不要です。
スマホがあればサイコン無しでもパワートレーニング可能
ant+とBluetoothの両方に対応しているため、スマホとBluetooth接続することによりスマートフォンのアプリからパワーやケイデンスを確認できます。
安価なサイコンだとパワーメーターに対応していない場合が多いため、通常であればパワーメーター対応サイクルコンピューターを買う必要がありますが、4iiiiであればひとまずはスマホからパワーを確認することが可能です。インドアトレーニング主体であればこの使い方でも十分成り立つと思います。もちろんzwiftにも使用できます。
アプリはAndroidもiOSも両方対応
4iiiiのパワメと迷ったのがペダル型パワーメーターであるPowerTap P1S。海外通販で4.5万円程という安さと、ペダルを変えるだけでパワーメータが導入ができる手軽さに惹かれていましたが、対応するアプリがiOSのみということで導入を断念しました。
4iiiiはiOSにもAndroidにも対応しているため、Androidスマホを使用している方でも問題なくキャリブレーションやファームウェアアップデートが可能です。
海外通販でしか買えないのがネックか
今の所4iiiiのパワメは国内通販では取り扱いがなく、海外通販でしか購入ができません。
ProBikeKitという通販サイトであれば日本語対応しているため比較的買いやすいですが、ProBikeKitの評判を検索すると色々トラブルがあったような記事も見受けられます。
しかし、私が実際に購入した限りでは特に問題なく、注文後12日で問題なく届きました。この時の発注から商品到着までの軌跡は別途下の記事にまとめていますので、よければ参考にしてください。
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